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大腸内視鏡検査(大腸カメラ)検査前日の過ごし方



大腸カメラ検査は、大腸がんや炎症性腸疾患などの診断や治療に用いられる内視鏡検査です。


検査を受ける際には、検査前日の過ごし方がとても重要です。

前日の過ごし方によっては、大腸内部がきれいにならず、検査の精度や安全性が低下する可能性があります。

また、場合によっては、検査が受けられず延期になるかもしれません。


下剤の服用や食事制限などは辛いかもしれませんが、大腸がんの早期発見・治療につながることを忘れないでください。


今回は、大腸カメラ検査前日の過ごし方について、4つのポイントに分けて説明します。




大腸カメラ検査とは


前日の過ごし方の前に、大腸カメラについて簡単に説明します。


大腸カメラ検査とは、カメラ付きの細い管(内視鏡)を肛門から挿入して、大腸の内部を直接観察する検査です。

この検査では、大腸の粘膜にできたポリープやがんなどの異常を発見したり、必要に応じて切除ができます。


大腸カメラ検査は、一般的には鎮静剤や局所麻酔を用いて行われます。

鎮静剤は、患者さんがリラックスして検査に耐えられるようにするための薬です。

局所麻酔は、肛門周辺の痛みを和らげるための薬で、スプレーなどで塗布されます。


大腸カメラ検査は、通常20~30分程度で終わりますが、ポリープやがんの切除などが行われる場合はもう少し時間がかかることがあります。




大腸カメラ検査前日の過ごし方


大腸カメラ検査前日の過ごし方は、大腸内部をきれいにして検査精度や安全性を高めるために重要です。 具体的には、以下の4つのポイントに注意する必要があります。


  • 食事制限

  • 水分摂取

  • 服薬

  • 下剤服用


検査前日の過ごし方が検査の精度や安全性に影響するため注意しましょう。



大腸カメラ検査前日の食事


食事制限は、数日前から徐々に始める場合もあります。

大腸カメラ検査前日の食事は、消化・吸収しやすいものにすることが基本です。


夕食はできれば、21時までに終わらせましょう。

21時以降は固形物や乳製品は控えて、水やお茶などの水分のみ摂取します。



食べても大丈夫なもの


食べても大丈夫なものは、以下のような食品です。


  • おかゆや素うどん(具は小さく切ったネギやかまぼこなど)

  • 食パンや蒸しパン(ジャムやバターは控える)

  • 豆腐や卵料理(油で炒めないこと)

  • スープやみそ汁(具は小さく切った鶏肉や豚肉など)

  • カステラやゼリー(果物入りのものは避ける)


これらは、消化しやすく、腸内に残りにくい食品です。

また、水分や栄養素を補給できるのでおすすめです。



食べるべきでないもの


食べるべきでないものは、野菜類や海藻類、種や皮のある果物、油分や脂肪の多い食品などです。 具体的には、以下のような食品を控える必要があります。


  • 野菜類や海藻類(サラダや漬物、昆布やわかめなど)

  • 種や皮のある果物(イチゴやキウイ、オレンジやグレープフルーツなど)

  • 油分や脂肪の多い食品(揚げ物やバター、チーズやマヨネーズなど)

  • 粘り気のある食品(おかゆやお粥、豆乳やヨーグルトなど)


これらは、消化しにくく、腸内に残りやすい食品です。 また、種や繊維などは下剤の効果を弱める可能性があるため避けましょう。



大腸カメラ検査前日の水分摂取

大腸カメラ検査前日は、水分摂取量の制限は特にありません。

検査前日は、十分に水分を補給しておくことが大切です。

水分補給は下剤の効果を高めるだけでなく、脱水症状を予防するためにも必要です。


水分摂取を控えるべきものは、以下のような飲料です。


  • アルコール(ビールやワイン、日本酒など)

  • 乳製品(牛乳やヨーグルトドリンクなど)

  • 炭酸飲料(コーラやジュースなど)

  • 紅茶やコーヒー(ミルクや砂糖を入れない場合は可)


その理由について、説明します。



アルコール


アルコールは血管拡張作用があり、出血リスクを高める可能性があるため、控えてください。



乳製品


乳製品は、下剤の効果を弱める可能性があるため、控えましょう。



炭酸飲料


腸内にガスを溜めることで検査時の不快感を増す可能性があるため、避けてください。



紅茶やコーヒー


紅茶やコーヒーは、ミルクや砂糖を入れると下剤の効果を弱める可能性があります。

また、カフェインは利尿作用があり、脱水症状を悪化させるかもしれません。



水分摂取に適したもの


水やお茶、スポーツドリンクなどです。 特にスポーツドリンクは、電解質や糖分を補給できます。

ただし、着色料や香料の入ったものは避けるようにしてください。 着色料や香料は腸内に残りやすく、検査の精度を低下させる可能性があるからです。



大腸カメラ検査前日の服薬


大腸カメラ検査前日は、血液をサラサラにする抗血栓薬や糖尿病の薬は一時的に服用を中止しなければなりません。

これらの薬は、検査中に出血や低血糖などの合併症を引き起こす可能性があるためです。


中止する日数や再開時期は主治医に相談してください。

また、服用を中止する場合は、代わりに注射などの処置が必要な場合もありますので、事前に確認してください。



抗血栓薬


血液が固まりにくくなるように作用する薬です。 心筋梗塞や脳梗塞などの予防や治療に用いられます。

出血リスクを高める可能性があるため、服用を中止する必要があります。 代表的な抗血栓薬には、ワーファリンやアスピリンなどがあります。



糖尿病の薬


血糖値を下げるように作用する薬です。

禁食や下剤の影響で血糖値が低下する可能性があるため、服用を中止する必要があります。 インスリンやメトホルミンなどがあります。


通常服用している他の薬は問題ないと思いますが、気になる場合は主治医に相談してください。 特に、鎮痛剤や解熱剤などの市販薬は、抗血栓作用がある薬もありますので、注意してください。




検査前日の下剤服用について


大腸カメラ検査前日には、病院から指示された下剤を服用することが必要です。

下剤の種類や服用方法は病院によって異なります。 事前に内服の仕方を、確認しておきましょう。


便秘気味の方は数日前から服用する場合もあります。

硬い便が詰まった状態で、強力に下剤をかけると危険です。

下剤により激しい腹痛がおこったり、冷や汗がでて貧血症状を起こす可能性があります。


下剤は当日に飲むものがメインですが、前日の就寝前に内服する下剤もあります。

飲み忘れないように、注意しましょう。




大腸カメラ検査は、検査前日の過ごし方が重要


大腸カメラ検査は、大腸がんや炎症性腸疾患などの診断や治療に有効な検査ですが、検査前日の準備が重要です。

前日には、食事制限や下剤の服用などで、大腸内部を清潔にする必要があります。

これによって、検査の精度や安全性を向上させられます。


前日の食事制限や下剤の服用は、大変なことかもしれません。

しかし、大腸がんの早期発見・治療につながる可能性があるため我慢が必要です。

大腸カメラ検査前日は、自分の体調や状況に合わせて、適切な過ごし方を選択しましょう。


検査前日の過ごし方は、検査の結果に大きくかかわります。



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